〈〝第2の故郷〟と〝人生の師匠〟〉
- kofujimoto
- 2017年9月25日
- 読了時間: 4分
〝第2の故郷〟になりつつある福岡県宗像市へ行ってきた。 メイクハッピーアンドピースというNPOで放課後等デイサービスやっているところだ。 放課後等デイサービスというのは障がいのある子どもたちと勉強したり遊んだりするところ。というのが端的な説明だが、その形態は実に多様だ。 その中でもこの形態が一番好きだと思っている理想を現実にしてくれているのが宗像にある「学サポ」(学習サポート)というところだ。
宗像にいて「長崎からどうしてはるばる宗像まで?」とよくきかれる。 それは自分の理想が叶っている場所を見、そこにいる人たちと話すことで自分の進む道を調節できるからだ。 もちろんお金がかかるためいつもは行けないため何かのイベントにも行くということが多い。 もっと近くに。贅沢を言えば長崎にもほしいと思うようなところだ。 だからこそ自分がそういう場所を作りたい。
今回は専ら「学サポ」に行くために宗像へ行った。 今回違うことは〝人生の師匠〟と久々会えたことだ。 福岡で教育を学んでいる4年生で、いつも子どもについて考えている。 最近会えなかっただけに会話が盛り上がった。 みんなが生きやすい社会を作りたいという考えは一致していたが、その人は行動を起こしているのに自分は何もしていない。 ただ何かをしたいと言って本を読むだけではわからないことが多い。 それを身をもって感じさせてくれた〝人生の師匠〟だ。
「学サポ」は〝人生の師匠〟の理念と同じ理念で動いており、他にも同じ考え方の人が多い。 だからこそ過ごしやすい。 みんなが生きやすい社会を作るためにはまず身近なところにそのような場所を作らなければならない。 子どもたちが安心して暮らせる、家でも学校でもない場所というのが実現されている。
今回は同じ分野に興味がある友人を連れて行き紹介した。 そして、友人と〝人生の師匠〟、「学サポ」の代表さん、教育の短期大学1年生、ろう学校の中3の子で手話会やお話をした。 この空間では学年も年齢も関係ないしジェンダーも関係ない。 お互い言うことにケチをつけることもない。 そんな中で教育や医学についての話をした。 いくら考えがあっても医学や教育が今の所はうまく思い通りにならないこと、現在のシステムとは違うものを取り入れることの難しさ、海外でのみんなが生きやすい社会の成功例、自分が参加したイベントで学んだこと、話は尽きず1時半まで話した。
その翌日はワークショップに参加し、「学サポ」を含めた放課後等デイサービスを運営している方や、障がいのある子どもたちの保護者の方とお話しすることができた。 その中で、やはり子育ての終わりはないことや、障がいがあってもその子のできる範囲での自立を促すべきだということ、障がいのある子どもたちを育ててきたお話を伺うことができた。 保護者さんの参加するワークショップは職としてやっている人たちだけのものとは違い現実感があり、同時に医学や教育の改善点を知ることができる。 強い信念を持つ保護者の方の話を聴くことでやる気も起きる。 是非またこの会に参加したいと思った。
福岡出発前日にも「学サポ」の子と会っていて、障がいについて特別支援からの視点で見ている子だ。 通常学級もいいし、インクルーシブ教育(排除がなく「孤独」な人がいない)もいいけど、自分はやはり特支の道に進みたいと言っている。 特支は特支だけに目が行きがちだったりすることが多い中きちんと他のことも見てから特支を専攻しているため僕はとてもいいことだと思っている。 その子と長崎の原爆資料館や平和公園、長崎大学医学部キャンパスや大学病院を見ながら平和教育や特支教育について話した。
このような素晴らしい仲間ができたのは〝第2の故郷〟のおかげだと思う。 これからもしょっちゅうお邪魔したいと思っている。
最後になかにぃさんお誕生日おめでとうございます! 〝第2の故郷〟学サポの代表さんです。
Commentaires