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〈島根大学医学部の熱〉

  • kofujimoto
  • 2017年9月10日
  • 読了時間: 3分

長崎多職種連携・たまごの会(医学や福祉、教育から障がいや子どもを考えるサークル)の仲間と共に出雲に降り立った。

というのは、出雲でプレゼンを行うからだ。

何ヶ月も準備し全国の大学生に対してアンケートもとった。

そのイベントがいよいよ開幕したのだ。

日本代表MeTs〜伝説はIZUMOここから〜

全国から集まった 長崎、神戸、大阪、滋賀医科、岡山、山口、大阪医科、鳥取、島根の9大学が参戦した。

1日目はアイスブレイキング。

笹本先生からの軽快なプレゼン作りのコツや、それぞれの大学から出たチョベリバ(超very bad)なところをどうするかのグループワーク。

面接試験の質が悪い、授業の順番が考えられていない、など。

うちの班は面接についての改善点をまとめ、あえて様々な層を取り入れる必要があるという結論に至った。

そのために第三者が面接官をする複数回のグループワークを新たな試験体制として整備しなければならないと考えた。

他班では、医学教育の向上のため医学教育をする先生を教育するプログラムが必要という結論が印象深い。

10分でどの班も興味深い結論に至るのだから学生の意識の高さが伺える。

夜は話し続けて3時半を過ぎるまで盛り上がっていた。

お互いのやりたいことや思いをぶつけ合うことや留学したい人のために考えるなど真剣な議論があった一方、恋愛話など真面目な人たちによるおちゃらけ話もあるという夜だった。

2日目はプレゼン合戦だ。

10の熱いプレゼンとそれに対するディスカッションが行われた。

自分の学生団体のPRや、地域医療は僻地について知ることが必要、手話を用いたコミュニケーションスキルアップ、人に任せるマネジメントスキル、間を哲学するなどどれも興味深かった。

長崎大学はたまごの会メンバー3人で 異文〝華〟交流 というテーマのプレゼンを行なった。

僕の造語であるが、要するに学ぶことへの敷居は高くないというものの見方だ。

勉強という堅苦しいものでなくても日常何気ないものやヒトとの交流が変化を起こせると考える。

大学生が好む漫画や音楽を通して医療への熱を向上させることはできるのだ。

質問も多く、あとから考えさせられる疑問も投げかけられた。

もっと 異文〝華〟交流 というものの見方を洗練していこう。

さて、なぜこの交流会にこんなに圧倒されたかというと、先生自身が熱心だからだ。

医学教育に疑問を感じ医学の向上を目指す先生方が学生の意見を真摯に受け止め、それを上へと上げてくださるのだ。

先生 vs 学生 として敵視し合うのではなく、先生と学生が協力してお互いが高め合うというのが目的だ。

学生の不満をきいて一緒に考えるという素晴らしい環境が作られていた。

島根大学の和足先生は本当に医学を愛しその魅力を広めている。

その中で医学教育の改善が必要だと強く思い改革を進めている。

島根大学が変わろうとしている。

それに負けじと東京大学が動き始められば京都や九州など各地の大きな大学が動き全ての大学に波及する。

そのような夢のような計画が実現するということを肌で感じた。

この人たちならやってくれる。

そう思えた。

では、この過渡期の中、学生は何ができるだろうか?

もちろん学生個人個人が考えを深める必要がある。

それぞれが話し合い、意識を向上させ、医学に向き合っていく。

しかし、みんながみんな意欲的なわけではない。

non activeな人をactiveに変えなくてはならない。

そのときに 異文〝華〟交流 はきっと必要になってくるのではないだろうか?

たくさん指摘を受けたくさん考えたこの時間がとても役立つ。

もっとたくさんの人からの意見を取り入れて考え方を深めたい。

まだ大成などできない。

もっと荒波に揉まれよう。

このような空間に身を投じていこう。

島根で出会ったあの憧れの人を目指して。

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