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〈児童精神の先生との対談〉

  • kofujimoto
  • 2017年6月28日
  • 読了時間: 3分

せっかく長崎大学にいるのだから長崎のいろんな人に声をかけてみよう! ということで、保健学科の先生に会いに行った。

何のつながりもないのにいきなり電話をかけて、日程調整をしたというわけだ。

その先生は精神科医の質の低下を問題視している。

身を以てそれを感じた僕にとって、非常に共感できるものであった。

精神科医なのに子どもたちにきちんと寄り添えていない人もいる。

「障がいは利き手とおんなじだよ。

左利きが悪いわけじゃないでしょ?」

そういう言葉をかける精神科医は論外だということだ。

賛否両論あるにしても、障がいがある人の苦しみはとても大きいことは疑いようのないことだ。

先生のなさるプロジェクトは大きく2つ。

ピアエデュケーター育成と特殊な放課後等デイサービス。

ピアエデュケーターとは、その名の通り、仲間同士で教え合うということ。

障がいのある子供たちの世話をする里親さんたちの世話する力を向上させるようという取り組みだ。

そのやり方は児童精神の先生が一部の里親さんにノウハウを伝えて、それを里親さんたち同士で教え合うっていうもの。

これがうまく機能していくことで、正しい知識を持った人を増やして児童相談所が手いっぱいの状態を改善できる。

そもそも、素人が児童相談所をしているというのがおかしい、と先生は語る。

米英では修士以上でないと児童相談所に勤めることはできないのだ。

放課後等デイサービスというのは、障がいのある子どもが集まって勉強したり遊んだりする施設である。

先生もその放課後等デイサービスを運営しているわけだが、それは一味違う。

発達障がいとよく似た社会不安障がいなどを区別して対応するのだ。

発達障がいと、エピジェネティック(後天的)なものを区別できる精神科医はそう多くない。

それゆえ誤診が後を絶たないのだ。

それに対抗していくのが先生のプロジェクトで、エピジェネティックな要因の子どもたちは適切な対応をすることにより健常者に戻るのだという。

要するに、トラウマを受けて精神的に病んでいるだけの健常児を探し出して回復させるということだ。

先生が強調しておっしゃっていたことは「ホンモノの人の話をききなさい」ということだった。

本当にその問題を解決したい人、全力で何かに挑んでいる人、そういう人の話は必ず糧になる。

その言葉通り先生は海外へ行き素晴らしい方の話を伺ったりすることもあるのだという。

ペリー、ジーナ、エムディー、ラター先生はホンモノだから是非会ったり本を読むことをしてほしいと言われた。

もちろんこれから追い追い本を読むつもりだ。

他にもホンモノの日本人についてもおっしゃっておられた。

ホンモノはホンモノとつながっており、ホンモノにたくさん会うことでホンモノのコミュニティーに入ることができる。

是非僕もホンモノからたくさん影響を受けてホンモノになりたいと思った。

※写真は先生からいただいた資料

とても興味深い

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