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〈ダウン症〜長崎大学病院小児科にて〉

  • kofujimoto
  • 2017年5月30日
  • 読了時間: 2分

長大病院小児科に勤めていらっしゃる先生と縁があったため、見学したいと申し出て見学をさせていただいた。

NICU(Neonatal Intensive Care Unit:新生児特定集中治療室)へ入らせていただいた。

先生が「この子見てどう?」とおっしゃった。

なんとも言えず考え込んでいると、「この子は恐らくダウン症だよ」と言われた。

新生児でダウン症を見分けるのは難しいとされるが他の子と比べるとたしかにわずかに違いがあることがわかる。

ダウン症というものは今や出生前診断でわかるものだ。

そのため、ダウン症の子どもを産むかどうかということが非常に複雑な問題となってきている。

優生保護法は、胎児の障がいや病気を理由に人工妊娠中絶が合法化されるというものだった。

しかし、それは激しい反発があり、のちに、母体保護法として改正される。

これにより、障がいや病気を理由に堕胎をすることは禁じられた。

しかし、現実には母体保護法の「妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの」という条文により中絶が可能である。

もちろん、ダウン症が理由で、とは言えない。

母体に身体的な影響があるからと言うことができるそうだ。

ここまでは本で読んだこともあり、知っている知識だった。

しかし、その数字をきいたことはなかった。

「お子さんに染色体の異常があると伝えられた親御さんは95%が中絶を選びます」

95% これが多いか少ないかは先生は個人の意見を述べるつもりはないとおっしゃる。

僕も同じく意見を言うつもりはない。

ただ、個人としての意見は持っておく必要があるだろう。

命の産み分けがあってはならないという意見もあるだろうし、障がいや病気のある子どもを育てるのにかなりの負担がかかるのでやむを得ないという意見もあるだろう。

他にも様々なことを見聞きしたが、字数が多くなりすぎるので今回は割愛する。

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